ワーママやめて専業主婦生活

40代2児の母。昨年長年勤めた会社を退職し、初めての専業主婦生活を満喫中。今年長男の中学受験が終了。その体験記や退職後の生活をつづります。

中学受験の意義とは何なのか?

先日長男と話をしているとき、ふと長男がこんなことを言いました。

 

「結局、第一志望だったA校以外はどこでもよかった」

「1日にA校を受けない選択はあり得なかった」

 

<結果>

1月校 合格

 

1日 A校不合格+午後入試D校 合格(B校①はやめる)

2日 C校 合格

3日 休み

4日 B校② 不合格

 

当初、1日はA校ではなくB校も検討するよう話がありましたが、

最終的に本人の熱望校であるA校にチャレンジし、玉砕しました。

(時間が大部飛びますが)

前回の記事に書いた春の面談後、かなり厳しく指導されつつも

本人も何とか食らいつき、最終的に本人の取り組み・成績を見て、

最終的に

 

「もうA校以外はありえないですね。チャレンジしていきましょう」

 

と言ってくれたのです。

 

4日B校②も落ち、最終的に現在C校に通っています。

B校がどこなのか、大体予想がつきますね。

はい2回受験で加点がある人気校です。

 

受験直後はやはり1日はA校を回避し、B校にすべきだったのか、

とひどく後悔しました。

1日の偏差値だったら息子にも十分チャンスがあり、2回目の加点もあります。

 

でもやっぱり冒頭に書いた通り、息子にとってはA校にチャレンジしなければ

これまでの努力の意味がない、と思うくらい大事な挑戦だったのです。

 

本人も

「もし1日もBを受けていたら加点があったんだよね。受ければよかったかな」

と言った後、

「いや、やっぱりA校以外は考えられなかった。後悔はない」

とはっきり言い切りました。

これが彼の中学受験の大きな意義だったのだと思いますし、

その言葉を聞いて、私の邪念も吹っ切れました。

 

 もし親の意向でA校を回避してB校へ無理に変更しても、

「俺はA校受験したかった」

と一生うらまれるかもしれませんし…

 

息子と同じクラスで親友のC君がいました。

C君は1日の某難関校を熱望していましたが、息子以上に厳しい状況。

例の担任の先生からも我が家と同様、他の1日校も打診されていたようです。

息子とC君は似た状況でもあり、お互い励ましあいながら勉強していました。

 

我が家は前述の通り先生からGOサインを頂けましたが、

C君はさすがに相当なチャレンジなので、なかなかもらえません。

 

我が家以上に何回も親御さんと先生との面談があったみたいなので、

相当調整が入ったのだと思いますが、最終的に

某難関1月校に合格したら受験して良い、という条件がついたそうです。

 

あいにくその学校も残念な結果に終わり、塾で大泣きしていたとのこと。

その話を聞いて私も思わず涙が出てしまいました。

最終的に別の1日校を受験・合格し、そこに進学しています。

 

全ての受験が終わった後、息子にこんな話をしました。

 

C君は志望校にとにかくチャレンジしたかったんだと思う。

でも彼はチャレンジする事すらできかなった。

一方君は残念な結果に終わったけど、チャレンジする事が出来た。

C君は君を見て

「A校に受験できただけでも良かったじゃないか」

と思っているかもしれない。

受験したくてもできない人は大勢いる。

先生からも最初反対されたにも拘わらず、最終的にOKが出て、

受験出来るまでに成長した事に十分誇りに思ってほしい。

 

卒業後もC君とは仲良くしていて、二人で落ちた学校の文化祭巡りを

するのだそうです。